リサイクルエネルギー回収とは
EU議会は、包装廃棄物に関して、材料リサイクル+エネルギー回収の目標を決めています。2008年に設定したEU全体の目標値60%に対して、2014年現在で78.7%という高い値を示していました。リサイクル率との差はサーマルリサイクルつまりエネルギー回収によるものです。急増するプラスチック包装廃棄物がエネルギー回収されていることをあらわしています。ヨーロッパにおけるプラスチックリサイクル組織によると、2014年、EU28+2カ国で発生したプラスチック包装廃棄物1590万トンのうち、39.5%に相当する630万トンがエネルギーの回収、残りの19%、350万トンが埋め立てやエネルギー回収を伴わない焼却によって処理されたそうです。プラスチック包装廃棄物がエネルギー回収に向かっている中でEUはリサイクル率を高める考えです。