フィルムの性質と破裂の強さ

破裂の強さというのは、試験片を液体または、空気を用いて連続的に加圧したときに、試験片が破裂するときの圧力をいいます。これは、紙、板紙、段ボールの試験方法です。プラスチックフィルムやシートの試験方法としても使用されています。

一定の直径の円孔を持つ2枚の支持板で材料をはさんで、片側からゴム膜を介して圧力を加えます。その時の材料が破裂するときの圧力を持って破裂強さとします。試験機はミューレン型の試験機が用いらています。破裂強さが14㎏/㎠以下の材料に使用される低圧タイプはJIS P 8112に、それ以上の圧力の材料に使用される高圧型はJIS P 8131 に規格化されています。一般に破裂の強さは伸びの少ない方向の引っ張り強さとその伸びの積に、比例するといわれていますが、明確な関係ではないそうです。

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