炭酸ガスに反応する包装とは②

新鮮、賞味期間、期限切れの3つの区分を、それぞれに文字と色によって区別するというスマートプラスチックラベル。時間、温度によって変色のスピードはあらかじめ設定された期限に基づき、バリアフィルムの種類や熱さで調整されています。

包装がいったん開封されると、当然のことながら発色層が雰囲気中の炭酸ガスに直接触れることになります。そのため開封時から期限切れまでの間の色の変化は開封前よりも早くなります。

現在、イギリスの小売業最大手であるSainsbury’sの1100店舗で、MAP包装されたスライスハムについて市場テストが行われています。

環境団体のWRAPは、英国ではスライスハムの約70%がまだ食べられる状態で、廃棄されていると報告されています。このうちの4分の1がこの方法で救済されると言われています。

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